彼氏の財布がマジックテープだったら?
世の中で「財布を持っていない」という人はまずいないのではないでしょうか。小さい子供ならともかく、20歳以上のいい大人なら財布はまず毎日持ち歩いていることと思います。さて、みなさんは自分の財布を選ぶときに、どんなことを基準にして選んでいますか?世の中には、実にさまざまな種類の財布が販売されていますよね。二つ折りタイプの財布や、長財布、材質も本革や合成皮革、エナメル、ビニール、ポリエステルのような合成繊維、布など、多岐にわたっています。
あなたは、これだけの種類がある財布の中から、どのようにして財布を購入しているのでしょうか。欲しい財布を具体的にこたえるのは難しい、ということであれば、逆にこういう質問をしてみましょう。あなたは、どんな財布は選ばないようにしていますか?これならば考えやすいのではないでしょうか。もちろん人の好みはそれぞれですから人によって多少の違いはあると思いますが、われわれが財布というものに求めるものがどんなことなのか、ということを考えてみると、ある程度共通点が見えてきます。それには、財布というものがどういう過程をたどって、現在の姿になったのか、いわゆる財布の成り立ちということについて紐解いていきましょう。
財布とお金の発展について
財布というものは、われわれの社会の「お金」というものが生まれて、現物経済から貨幣経済に移り変わっていくのと同じくして登場し、ともに発展してきたといわれています。欧米では、17世紀に紙幣が登場するとの同時に財布が登場し、それ以前は小さな袋が硬貨を入れるものとして簡易的に使用されていましたが、紙幣が生まれてからの財布は牛革や馬革をなめしたものが使われていたと言います、日本では、江戸時代に藩紙が使われるようになってから広まったと言われ、懐紙入れの技術を応用して財布が作られました。日本では紙幣が流通する以前は、中央に穴が開いた硬貨が使われていて、その穴にひもを通して持ち運ばれていました。現在広く使われている、複数のカード用のポケットが付いたタイプの財布は、1951年にクレジットカードが発明された以降急激に広まり、1950年代前半には、現在の財布とほぼ変わらないデザインのものが完成したといわれています。
彼氏の財布がマジックテープだったら!?
1970年代にはマジックテープやファスナーを使用した財布が流行、そして21世紀初頭の現在ではシンプルなデザインのものから子供用のキャラクターがあしらわれたものまで、実に多様なタイプの財布が使用されるようになりました。硬貨しかなかった時代には、袋などにも入れられず、無造作にポケットなどに放り込まれることもあったようですが、紙幣が生まれてからお金を入れる専用の容器として財布が生まれ、発展してきたといえますね。
このことから、今日誰もが財布を持つことになったのは、硬貨とは違って紙幣というのは、やはり「お金」そのものの価値が大きくなっていったことにより、人々に財布が普及していったということが理由として考えられます。そのお金を入れて持ち歩くアイテムですから、われわれの財布に対する思い入れも格別なものがあるでしょう。しかし、ファッションなどと異なり、財布というものには、もちろん自分のデザインの好みなども選ぶ際には反映されていますが、それ以外の価値観が働いているのも事実なのです。財布はお金というものと非常に密接したアイテムのせいか、どんな財布を持っているかによって、その人のステータスや社会的地位などを判断すると言う価値観が一般的です。それがわかっているので、自分の財布を選ぶときにはそれを踏まえて選ぶ傾向がありますし、大切な人がどんな財布を持っているかも気になるものですよね。
さて、あなたの彼氏の財布がもし、マジックテープを使用したものだったら、あなたはどう思いますか?今回は、彼氏の財布について、考えて行くことにしましょう。